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アルツハイマー=脳の糖尿病である

アルツハイマーに関する西洋医学の新見解

アルツハイマー=認知症で、年齢とともに、または心脳血管疾患や事故などで、脳の萎縮がおこり、それは不可逆的なもので戻らないから、認知症の予防が大切!と信じていた私にとって、目からウロコの見解が!
6/23に、日本専門薬局同志会の全国大会(学術公演)にて、脳のアルツハイマー治療の権威である白澤卓二先生のご講演を拝聴してから 学ぶ楽しさ、嬉しさが止まらない✨

脳は萎縮して細胞の伝達回路が死んでいたわけではなかったのです!
画像でみると糖を代謝できなくなっているアルツハイマー脳は、完全に破壊されていると思われていましたが、それのスイッチを入れるのが「中鎖脂肪酸」
※中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルに半分含まれる。MCTオイルは100%中鎖脂肪酸。オリーブオイルは長鎖脂肪酸。
20g程度を取り入れるだけでOK👌

また、脳がエネルギーとして使えるケトン体を増やすことで伝達回路が正常化し、まるで停電から電気が回復するように、脳に元気が回復し、認知機能が回復するそう。

※ココナッツオイルの中鎖脂肪酸の方法が適用されるのは、アポE3型。4型には効きません。脳の遺伝子検査、アポE遺伝子検査ができるミコー薬局から一番近い病院は 粕屋町の箱田病院でした(^^)

ただし、グルテン(小麦粉)や糖分と一緒にとるとそれを阻害したり、過剰な糖分は脳に炎症を起こしてしまうので、
コーヒーとココナッツオイル、カレーパウダー(クルクミン)とココナッツオイル、大豆の粉(きな粉は糖分含むのはNG)、シーフードなどで身体の解毒機能、糖代謝を高めつつ、オイルをとる必要があるとのこと。

さらに、その回路を刺激し続ける“脳の幹細胞”を活性化するのが運動です。早歩きや軽いジョギング。走ろうとする動きは 脳によい刺激を与えます。
その回路を抑制する因子は “負の感情”
どうせ〜だから、自分は〜だからという負の感情は 脳内にストレス物質“コルチゾール”を増やすため、活性酸素も多く生まれる…負の連鎖は“意識的な気づき” で断ち切りたいですね。

ミコー薬局でも、“脳を休めるためには呼吸と運動”を推奨していますが、その証明となります(^^)


サクセスフル エイジングから見えてきたこと

アルツハイマーは治らない病気であるという定義から スタートしたから治らなかったという衝撃の真実。

日野原先生や80でエベレスト登頂された三浦さんのお父様が100歳でスキーヤーであることを主治医の立場から研究されていた白澤先生。
100歳になってアルツハイマーの脳の萎縮がみられる方でも認知機能が衰えていないのはなぜか?100歳までボケない脳の作り方を 研究者目線から書かれた白澤先生の著書も人気のよう。

白澤先生が考え方が似ていると翻訳された、デール・プレデセン著の「アルツハイマーの真実と終焉」の本では、アルツハイマー脳になってしまう原因は36個!と明確に書かれている。
36個の穴が開いた家に住み、アリセプトというβアミロイドに効く薬だけ飲んでいても意味がないと言い切られる。
その根拠は、海外ではアリセプトは認知症の薬としての認可を外れてしまっているということ。
(アリセプトを飲めばいいというわけでなく、他の35の要因についても対処するべきということを示唆されている)

何才から気をつけるべきか?

生活習慣病といえば!今や国民病。もの忘れは40代からが多いと言われているが、アルツハイマーが生活習慣病が原因とわかれば、20代からでも気をつけて“アルツハイマー予防”は可能。

脂肪や糖分、運動不足、睡眠不足は何となく推測ができる方も多いと思うが、脳の炎症は“かび”がスイッチとなったり、
歯のアマルガムに使われている水銀が溶け出すことでアレルギーがおき、脳の炎症を多発させる可能性も。水銀が飛び散ると体に蓄積されるため、専門の歯科医でないと取り除けないとか( ;´Д`)

さらに寝るときは スマホを脳から2m遠ざける。(LED照明も同様だそう)

グルテンに抗体ができている人は直接脳をアタックしてしまうので、パンは気をつけた方がよいというのがデールさんが発見したリコード法の概要。

一晩徹夜すると、アミロイドβが増えるが十分な睡眠は、それを逆戻りさせることができる。さらに、運動は、脳の幹細胞のシナプス強化に役立ち、認知機能を向上させることができるそうだ。

そして、大学出など、高学歴な方や何歳になっても知能を使い続ける方は シナプスが強化され、アミロイドβの影響を受けにくいため、認知機能が衰えていきにくい💡
一生勉強、これからも人体の研究をライフワークとしていこうと決意(^^)


刺激の多い環境に身をおく

脳に刺激のある環境にいるだけで、ただ寝る、食べるだけの生活より、5倍神経が増える(^^)!
脳神経をしっかり働かせるには、それを補う脳の栄養が不可欠!
ドパミン、抑制系のGAVA、セロトニン、グルタミン酸、神経幹細胞の活性化。
そして、邪魔になる“コルチゾール”を低下させること。(あ〜嫌だなぁ、とストレスに感じるとあっという間に増えるコルチゾール( ;´Д`)

もし、ソワソワして落ち着かない、〜せずにはいられない、多動、いろいろ動きすぎてうっかりミスが多いときは、GAVAの不足+グルタミンが過剰な状態(糖分が多すぎ)なんだそう。

白澤先生のクリニックでは、MMSE(アルツハイマーの診断テスト)をしつつ、並行してどの神経細胞がダメージを受けているか、脳波診断ができるそうです。

ココナッツオイルは 中鎖脂肪酸が多いがパンとは一緒に取らないで

白澤先生がココナッツオイルとコーヒーを毎日取ることで 脳に中鎖脂肪酸由来のケトン体を補給してアルツハイマー予防ができると世間に広められたのはご存知の方も多いはず。

ただ、ある一部のテレビ放映で、ココナッツオイル+パンを食べてしまっている姿がアルツハイマー予防によいと誤って放映されたのにも関わらず、訂正されてないとのことで、誤報のまま実践している方がいたら不幸なのであえてご紹介を。

ぜひ、ココナッツオイルはサラダや ココナッツオイルシーフードカレースープなど、オイルをとるときに グルテンを入れないで食べてみてくださいとのこと(^^)

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個人的にはココナッツオイルも取りすぎはNGと考えており(オメガ3と6のオイルバランスが大切)私個人の考え方と近かった先生の記事のリンクを掲載しておきます↓

斎藤糧三先生に訊く油の新常識10

漢方からのアプローチ

漢方からのアプローチは、間接的なアプローチとなりそうですが、コルチゾールを脳内から除去するもの、脳の神経細胞を活性化、シナプス強化に関して、また脳の栄養素を補給することから 予防、治療に役立つものがあります。
ただし、みんな取ればいいという訳ではなく、体質やライフスタイルに合わせていく必要があるということ。
食養生は、〜を取ればいいというものではなく、こんな体質の方には、これがいい。この症状にはこれがいい。ということをアドバイス差し上げています。
舌のチェックや血流測定、運動療法などをやってみたい方はぜひご相談ください。